[ニューヨーク 2日 ロイター] 3日に始まる週の米株式市場は、減税失効と歳出の自動削減開始が年明けに重なる「財政の崖」回避に向けた協議の進捗(しんちょく)状況が株価を押し下げる可能性がある。
12月は過去の統計から株価が上昇しやすい月とされるが、大統領選挙以降、投資家の焦点は財政の崖めぐる協議に移っており、市場は通常とは異なった状況下にある。
今週は米供給管理協会(ISM)の製造業部門景気指数や米労働省の11月の雇用統計など一連の重要経済指標が発表される。
ロックウェル・グローバル・キャピタル(ニューヨーク)の首席市場エコノミスト、ピーター・カルディロ氏は指標の多くがハリケーン「サンディ」の影響を反映することになり、これが市場の悪材料となる可能性が若干あるが、大半は既に織り込み済みで、主な焦点は財政の崖にある、と指摘した。
前週の米国株式市場では、財政の崖をめぐる協議について共和党のベイナー下院議長が歩み寄りの可能性を示唆する発言を行ったことを受け、S&P総合500種指数<.SPX>が11月28日に取引時間中の安値から20ポイント以上上昇。だが翌日にはベイナー氏の発言が失望を誘い、相場が一時マイナス圏に沈む場面もあった。
12月はディスカウントストア大手ターゲット
個人消費は米経済の約70%を占めることから、年末商戦で小売業者が良い結果を出せば相場を押し上げる可能性がある。