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2012年11月6日15時31分
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中国、ブラジル市場争奪戦 インド、ベトナムと三つ巴

輸出入製品の見本市、中国進出口商品交易会(広州交易会)の会場で、ブラジルからやって来たあるバイヤーは羊城晩報の取材に対して、「中国の玩具製造コストはブラジルのわずか10分の1だ」と話した。サッカーワールドカップと五輪の開催地として、ブラジルの輸入需要は旺盛で、現在、中国はインド、ベトナムとブラジル市場を奪い合うために激しい競争を繰り広げている。

広東志高エアコンの関係者によると、米国からの注文状況には大きな変化はなく、欧州は大幅減、ブラジルは堅調に増え続ける。美的電器は中南米市場の開拓を強化するため、2011年11月にブラジルの家電最大手と合弁会社を設立し、12年9月から生産を始めた。

世界経済低迷を背景に大きな潜在力を持つ新興国市場、特にブラジル、インド、南アフリカなどは注目されている。周辺地域にも大きな影響力を及ぼすため、輸出圧力の軽減に力を尽くす中国企業に新たな希望をもたらす存在だ。

環球市場集団の潘建岳専務取締役は「ワールドカップと五輪の開催がブラジル経済を強くけん引すると同時に、中国企業にも絶好のチャンスをもたらす」と指摘した。

ブラジルと南米諸国は価格競争力を持つ中国製品に大きな興味を持っている。ブラジル商会の玩具企業関係者によると、ブラジルのヨーヨーの製造コストは4米ドル(約320円)だが、中国広東省の東莞ではわずか40セントだ。また、産業の相互補完も1つの要因だ。外環球市場集団の魏涛総監は「資源産出国のブラジル、ロシア、南アフリカは製造業の発達した中国と相互補完できるため、貿易額の大幅増は当然だ」と話した。

中国企業がブラジル市場に熱い視線を送っているものの、強力なライバルも多い。近年、インドの電子製品、ベトナムの軽工業製品はブラジルで人気が高い。魏総監によると、中国製造はインドやベトナムに比べ依然として優位にあるものの、後者からの打撃は不可避だ。中国業界は自らの産業グレードアップと競争力の一層の向上を目指す必要がある。

(編集翻訳 恩田有紀)

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