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投資をするより、借金返す!

2009年1月7日

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 あけましておめでとうございます…と言いたいところですが、多くの人が職を失っていることを考えると、胸が痛む正月です。

 しかも、この先、経済はますます悪化しそうです。

 とりあえず、正月の株式相場は、アメリカの新大統領オバマ氏への期待から(1月20日就任)、株式市場もいい調子で始まっています。

 ただ、個人的には、今が一番良い時期ではないかと思うので、なけなしのお金を投資につぎ込んでしまったという人は、やけどが大きくならないうちに部分的にでも現金化を考えたほうが良いのではないでしょうか。

 昨年も年初から、「投資をするより、借金を減らして現金を貯める!」と言い続けてきましたが、そのスタンスは、今年も変わりません。あまり「現金、現金」と言うので、キャッシー(キャッシュ=現金)荻原などと呼ばれているようですが、でも私は、今年もキャッシー荻原でいきます!!

 なぜなら、経済の最大の不安要素であるサブプライムローン問題に、まだまだ解決の兆しが無いからです。

 アメリカは、サブプライムローンという大きな氷山にぶつかったタイタニック号のようなもので、船長はブッシュ氏からオバマ氏に変わっても、船が傾いていることに変わりはありません。今、アメリカがとっている政策は、水漏れしたところを財政で補修しているようなもの。それも、AIG、シティバンク、GM、フレディマック、ファニーメイと、ざっと補修費だけで300兆円。400兆円の国債発行の国が、これだけの補修費を出し、しかのこの先、まだまだ浸水が進むのですから、考えただけでも恐ろしい。

 では、このピンチを、オバマ船長は、どのように乗り切るのでしょうか。

 私は、新しい氷山を見つけ、その上に船を乗せてしまおうと計画しているのではないかと思います。そうすれば、少なくとも船が沈むことは防げるし、船が止まっている間に補修してまた走り出せるようにすることができます。

 では、この新しい氷山とは何か。それは、オバマ氏が打ち出している、環境関連のグリーンニューディールでしょう。これがうまくいって、新しい環境バブルを発生させられたら、アメリカ・タイタニック号は助かるかもしれません。若いだけあって、矢継ぎ早の対策を講じていくオバマ氏には、期待したいところです。

 ただ、これが成功するにしても、たぶん、今年は大きな痛みを伴う年となることでしょう。株価も円も乱高下。失業も増えることでしょう。

 こうした中では、下手な投資はせず、借金を減らして現金を増やすことです。

プロフィール

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荻原 博子(おぎわら・ひろこ)

1954年長野県生まれ。経済ジャーナリストとして幅広く活躍。デフレを見越し、借金を減らし投資を控える「資産防衛」を一貫して提唱。現在、テレビ・雑誌・新聞などを通じて不況時の生活防衛策や、保険、金融、住宅問題など実戦的な提案を発信している。著書に「荻原博子の家計まるわかり読本」(学習研究社)「生命保険は掛け捨てにしなさい!」(ダイヤモンド社)など多数。監修した「ボクたちの値段」(講談社)も好評発売中。

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