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未払い賃金は、8割まで立て替え払いされる!

2009年1月14日

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 帝国データバンクの統計によると、2008年に倒産した企業件数は1万2681件で、前年比15.7%増。負債総額は11兆9113億200万円で、戦後7番目の水準なのだそうです。

 しかも、倒産は、円高が企業業績を直撃する今年が本番となりそうです。

 企業が倒産する場合、当然ながら社員は職を失うことになりますが、その場合最悪なのは、すでに働いているにもかかわらず、働いたぶんの賃金が払われないこと。

 通常は、会社が倒産すると、社員の給料は第一に保全されるので、働いたぶんだけはもらえます。ただ、小さな会社の場合、資金繰りが立ち行かなくなって社長が姿をくらましてして会社が破綻してしまうというケースが少なくありません。

 こんな状況になると、残された社員は、今まで働いたぶんの給料を払ってもらえないということになります。

 そうなった時には、全国の労働基準監督署および独立行政法人労働者健康福祉機構で、未払い賃金立て替え払い制度を利用することができるので、覚えておきましょう。

 これは、未払いになっている賃金の8割までを立て替え払いしてもらえるという制度。ただし、退職時の年齢に応じて、立て替え払いしてもらえる額の上限があります。30歳以下だと、対象となる給料の上限は110万円なので、立て替え払いしてもらえる上限は88万円、30〜45歳は給料の上限が220万円で立て替え払いの上限は176万円。45歳以上は対象となる給料の上限は370万円で立て替え払いの上限が296万円です。

 立て替え払いの対象となるのは、退職日6カ月前の日から労働健康福祉機構に対する立て替え払い請求の日の前日までの間に支払われているはずの毎月の決まった賃金および退職手当です。賞与などの臨時に支払われる賃金や、解雇予告手当、慰労金などの支払金は対象とはなっていません。

 まずは、最寄りの労働基準監督署に問い合わせてみてください。

プロフィール

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荻原 博子(おぎわら・ひろこ)

1954年長野県生まれ。経済ジャーナリストとして幅広く活躍。デフレを見越し、借金を減らし投資を控える「資産防衛」を一貫して提唱。現在、テレビ・雑誌・新聞などを通じて不況時の生活防衛策や、保険、金融、住宅問題など実戦的な提案を発信している。著書に「荻原博子の家計まるわかり読本」(学習研究社)「生命保険は掛け捨てにしなさい!」(ダイヤモンド社)など多数。監修した「ボクたちの値段」(講談社)も好評発売中。

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