写真・図版 1月18日、終盤のニューヨーク外為市場ではドルが反発した。写真はドル紙幣、2014年11月撮影(2017年 ロイター/Gary Cameron)

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 [ニューヨーク 18日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場ではドルが反発した。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が緩やかな利上げを実施していくことは理にかなっていると述べたことで米長期金利が上昇し、ドルが買われた。ドルは対円で114円台半ばをつけた。

 イエレン議長はこの日の講演で、中立金利に向け動き始めるのを待ち過ぎれば、将来的に想定外のリスクに見舞われる可能性があると述べた。

 既に上昇基調にあったドルは、FRB議長発言を受けて全面高の展開となった。ドルの上昇率は対ユーロ<EUR=>で0.7%、対ポンド<GBP=>で1.2%、対円<JPY=>で1.5%。主要6通貨で構成されるドル指数<.DXY>は0.95%高の101.260となった。

 ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのシニア・マーケット・アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「イエレン議長の発言内容はFRBが年内に引き締めペースを速めるとの見方と一致しており、このためにドルが上昇した」と述べた。

 その上で「イエレン議長のこの日の講演は、強気かつタカ派的な姿勢を強めるものではなかった。しかしドルがこの数日下げ基調にあったため、議長発言で米国の良好なファンダメンタルズ(基礎的諸条件)に光が当たり、ドルを支えた」と分析した。

 この日公表の米経済指標は、12月消費者物価指数(CPI)が2年半ぶりの高い伸びを示し、12月鉱工業生産指数も2年ぶりの大きな伸びとなった。

 テンパス・コンサルティングの市場ディレクター、ジョン・ドイル氏は両指数について、発表時点で市場に目立った反応はなかったが、米経済の全般的な強さを確認する内容で、米経済は利上げに耐える用意が整っているとのFRBの主張を裏付けたとした。

 ドル/円 NY終値 114.65/114.68 

 始値 113.36 

 高値 114.75 

 安値 113.19 

 ユーロ/ドル NY終値 1.0630/1.0631 

 始値 1.0686 

 高値 1.0703 

 安値 1.0628 

 *内容を追加しました。