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 [ジャカルタ 21日 ロイター] - 格付け会社フィッチ・レーティングスは21日、インドネシアの信用格付けを「BBBマイナス」から「BBB」に1ノッチ引き上げた。マクロ経済・金融政策により、同国経済の外的ショックへの耐性が強まったと指摘した。

 BBBは投資適格級で下から2番目。見通しは安定的とした。

 これを受け、インドネシアルピア<IDR=>は序盤の取引で0.2%上昇、ジャカルタ市場の総合株価指数<.JKSE>も1%高となっている。

 フィッチは、安定維持に向けたマクロ経済政策を背景にインドネシアの外的ショックに対する耐性は過去数年間に着実に強まったと指摘。

 「金融政策は、厳しい局面に一連の資本流出をしっかり抑制した。マクロプルデンシャル措置が企業の対外債務急増の抑制に寄与するとともに、市場の安定性向上に伴って金融深化がみられている」とした。

 過去数年にわたりマクロ的安定に注力していることも予算に信頼性がある証拠だと説明した。

 一方、政府の歳入は「非常に低水準」と指摘。構造的な弱さが引き続き、経済の足かせになっていると警告した。

 ミラエ・アセット・セクリタス(ジャカルタ)のタイエ・シム氏は、フィッチの格上げについて「他の格付け会社がインドネシアのソブリン格付けを引き上げることにつながる意味あるステップ」と評価した。

 ムーディーズは2月、インドネシアの格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ」に引き上げている。