写真・図版 4月10日、日銀は、香港の中央銀行に当たる「香港金融管理局(HKMA)」との間で、日本国債と香港ドルを同時決済する枠組み作りを始めると発表した。写真は日銀本店、2016年3月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

[PR]

 [東京 10日 ロイター] - 日銀は10日、香港の中央銀行に当たる「香港金融管理局(HKMA)」との間で、日本国債と香港ドルを同時決済する枠組み作りを始めると発表した。主要な中央銀行間でシステムをつなぐ取り組みとしては世界初。日本の金融機関にとって外貨調達手段が多様化することに加え、日本国債の利便性向上も見込める。

 実際の運用は2021年春ごろを目指す。日本の金融機関が香港ドルを調達する場合、現在は米ドルを経由する2段階の為替スワップが主流だが、今回の枠組みが実現すれば、日本国債を担保に香港ドルを直接調達できるようになる。日銀では数千億円規模のニーズを見込んでいる。

 また、同時決済が可能となることで、担保を差し出したのに資金を調達できない「取りはぐれリスク」も軽減される。

 

 (梅川崇)