写真・図版 6月12日、ユーロ圏の常設金融支援機関である欧州安定メカニズム(ESM)のレグリング総裁(写真)は、ギリシャがユーロ圏債務危機を脱却する次のサクセスストーリーになり得るとの見解を示した。写真はキプロスのニコシアで昨年11月撮影(2018年 ロイター/Yiannis Kourtoglou)

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 [アテネ 12日 ロイター] - ユーロ圏の常設金融支援機関である欧州安定メカニズム(ESM)のレグリング総裁は12日、ギリシャがユーロ圏債務危機を脱却する次のサクセスストーリーになり得るとの見解を示した。

 ただ、投資家の信頼を完全に回復するためには経済改革への持続的な決意が求められると釘を刺した。

 ギリシャは2010年に市場から締め出されたが、第3次支援プログラムが8月に終了する予定で、その後は借り入れ必要額を債券市場で調達することになる。

 総裁はアテネで開かれた銀行業界の会合で講演し、「市場に対するギリシャのアクセスは依然として心もとない」とも述べた。

 ギリシャの債務の対国内総生産(GDP)比率は179.8%と、ユーロ圏19カ国内で最高。

 ユーロ圏と国際通貨基金(IMF)は約2700億ユーロ(3200億ドル)の融資を供与。ギリシャは加盟国に対する救済策としては過去最大規模の支援を受けた。

 ESMは最大の債権者としてギリシャの公的債務の半分以上を保有しており、ギリシャが持続可能な市場アクセスを回復できるよう強く期待している。

 アイルランドとポルトガルはそれぞれ2013年12月と2014年5月に救済プログラムから脱却した。