写真・図版 8月10日、英国立統計局(ONS)が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.4%増で、ロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。2017年6月撮影(2018年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)

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 [ロンドン 10日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.4%増で、ロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。

 統計局は、第2・四半期の伸びはサービス部門がけん引したと指摘。小売販売と建設は今年初めの大雪の悪影響から回復した。

 ただ統計局のロブ・ケント・スミス氏は「製造業は堅調だった昨年末の水準から低迷を続けており、基調的成長は過去の水準と比べて依然として控えめだ」と述べた。

 6月単月のGDPは前月比0.1%増で、ロイターがまとめた予想(0.2%増)を下回った。5月は0.3%増だった。

 第2・四半期の家計支出は前期比0.3%増となり、第1・四半期の0.2%増から伸びがやや加速したものの、前年比では1.1%増と、2012年第1・四半期以来の低い伸びとなった。

 企業投資は前期比0.5%増。前年比では0.8%増となり、2016年第4・四半期以来の低い伸びだった。 

 一方、製造業部門はさえなかったほか、ポンド安効果の剥落に伴い、貿易(ネットベース)の下押し幅は2016年第3・四半期以降で最大となった。

 第2・四半期GDPは前年比では1.3%増で、予想と一致した。第1・四半期の1.2%増から伸びが若干加速した。

 インベステックの主任エコノミスト、フィリップ・ショー氏は、天候要因を踏まえると「第2・四半期の経済動向は全般的にやや期待外れだった」と分析した。

 英中銀は前週、全会一致で利上げを決定する一方、来年に控える欧州連合(EU)離脱(ブレクジット)の明確な方針が定まらない中、一段の利上げは急がない姿勢を示した。今回の統計内容はそうした中銀の方針の根拠となりそうだ。

 

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