写真・図版終盤のニューヨーク外為市場ではドルが下落。明日までの米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げが決定されるとみられる中、レンジ取引が続いた。2017年6月撮影(2019年 ロイター/Thomas White)

[PR]

 [ニューヨーク 17日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場ではドルが下落。明日までの米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げが決定されるとみられる中、レンジ取引が続いた。

 この日の原油価格は約6%下落。サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は17日、週末に攻撃を受けた同国の石油供給が9月末までに完全に復旧すると発表。これを受け、前日上昇したドルが値を下げた。

 ユーロ<EUR=>は0.59%高の1.1065ドル。ドイツの欧州経済センター(ZEW)が17日発表した9月の独ZEW景気期待指数はマイナス22.5で、8月のマイナス44.1から改善した。

 マッコーリー・グループのグローバル金利・外為ストラテジスト、ティエリー・ウィズマン氏は、外為市場に資金が入っているとし、「おそらく、それがユーロが上昇している理由だ」と指摘。欧州の指標が好調だったことにも言及した。

 18日のFOMCで0.25%の利下げが決まるとみられているが、米経済鈍化を示す兆しがないことから当面はこれが最後の利下げになるとの指摘も一部である。

 ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのストラテジストは顧客向けノートで、「米連邦準備理事会(FRB)が0.25%利下げすれば、実際に景気後退(リセッション)の兆候が見られるまで、これが最後になるだろう」との見解を示した。

 主要通貨に対するドル指数<.DXY>は0.35%安の98.266。

 米短期金融市場ではこの日、銀行や企業が資金調達する際に支払う翌日物レポ金利が前日に続き上昇し、2003年1月以来となる一時10%を付けた。四半期の法人税支払いや国債入札の決済などで資金需要が高まったことが背景という。

 ウェルズ・ファーゴの為替ストラテジスト、エリック・ネルソン氏は「今朝の資金逼迫は幾分ドルへの上昇圧力になったが、長期的な要因にはならないようだ」と述べた。

 

 ドル/円 NY終値 108.12/108.15 

 始値 108.12 

 高値 108.34 

 安値 108.07 

 ユーロ/ドル NY終値 1.1071/1.1075 

 始値 1.1022 

 高値 1.1074 

 安値 1.1017