写真・図版 米サウスウエスト航空とブラジルのゴル航空は9日、米ボーイングの商用機737シリーズの旧モデル「737NG」の計13機の運航を停止したことを明らかにした。写真は737NGの尾翼で作業するボーイングの従業員。2015年12月7日、ワシントン州レントンで撮影(2019年 ロイター/Matt Mills)

[PR]

 [ワシントン/サンパウロ 9日 ロイター] - 米サウスウエスト航空<LUV.N>とブラジルのゴル航空<GOLL4.SA>は9日、米ボーイング<BA.N>の商用機737シリーズの旧モデル「737NG」の計13機の運航を停止したことを明らかにした。両社は米連邦航空局(FAA)の指示を受けて同機の緊急検査を行っている。

 サウスウエストは2機、ゴルは11機の運航を停止。737NGは、新型「737MAX」の前世代機。737MAXは2件の墜落事故を起こして世界中で運航停止となった。

 FAAは前週、737NGの数機に構造的なひびが見つかったのを受け、航空会社に計165機を7日以内に緊急検査するよう指示した。関係者によると、対象機の大半はサウスウエストが保有している。

 サウスウエストは、所有機の「大部分」で問題は見つからなかったが、2機は運航を停止し、検査結果をボーイングとFAAに報告したと明らかにした。

 ゴルは文書で、検査の結果、特定の部品が基準を満たしていないことが判明し、交換する必要が生じたため、11機の運航を停止したと説明した。

 FAAは前週、最終的には、米国で登録されている計1911機の検査が必要になると明らかにしている。目視のみの検査が可能で、所要時間は1機につき約1時間。

 ひびが見つかった場所は、胴体と主翼の接合部。

 737NGを現在運航しているのはサウスウエストのほかはユナイテッド航空<UAL.O>やアメリカン航空<AAL.O>など。アメリカン航空は、所有する737NGはどれも7日以内の緊急検査の対象ではないが、今後8カ月間で約80機の検査が必要になると見込むと説明した。