写真・図版10月15日、英国立統計局(ONS)によると、6─8月の英就業者数は5万6000人減の3269万人と、予想外の減少となった。ロンドンの通勤風景。9月撮影(2019年 ロイター/Toby Melville)

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 [ロンドン 15日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)によると、6─8月の英就業者数は5万6000人減の3269万人と、予想外の減少となった。

 英国の欧州連合(EU)離脱が迫る中、過去4年あまりで最大の減少となった。ロイターがまとめた市場予想は2万3000人増だった。

 失業者数は2万2000人増の約131万人。

 6─8月の賃金(ボーナスを含む)は前年比3.8%上昇。5─7月の3.9%上昇から鈍化した。5─7月は2008年以降で最高の伸びを記録していた。6─8月の賃金は市場予想の4.0%上昇を下回った。

 6─8月の賃金(ボーナスを除く)は前年比3.8%上昇。市場予想の3.7%上昇をやや上回った。

 ONSの統計官マット・ヒューズ氏は「就業率は依然として前年比で上昇しているが、上昇ペースはここ数カ月で著しく鈍化している」とし「25歳未満の就業率は、前年比で低下が始まっている」と述べた。

 6─8月の失業率は3.9%で、5─7月の3.8%から悪化した。5─7月は1975年1月までの3カ月以来の低水準だった。

 求人数は81万3000人に減少。2017年11月までの3カ月間以来の低水準となった。

 経営者協会のチーフエコノミスト、Tej Parikh氏は「厳しい経済情勢を受けて、これまで好調だった英国の雇用に陰りが見え始めている」と指摘。

 「これまでは経営者が長期にわたって労働力の拡大を進めてきたため、労働市場は良好だった。だが、不透明感は増しており、有能な人材の供給も一段と縮小している」と述べた。

 *内容を追加しました。