写真・図版 10月16日、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は大学で講演し、ECBは9月の理事会で決定した包括的な金融緩和策を完全に実施すると述べた上で、理事会メンバーの間に意見の相違はあるものの、新たなページを開く必要があると語った。写真は東京で昨年11月撮影(2019年 ロイター/Toru Hanai)

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 [ニューヨーク 16日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は大学で講演し、ECBは9月の理事会で決定した包括的な金融緩和策を完全に実施すると述べた上で、理事会メンバーの間に意見の相違はあるものの、新たなページを開く必要があると語った。

 ECBは9月12日の理事会で、利下げや量的緩和(QE)の再開など包括的な追加金融緩和策の導入を決定。ただ、ビルロワドガロー総裁を含む3分の1以上の理事会メンバーが、債券買い入れ再開に反対した。[nL3N2632P0][nL3N26V3S9]

 総裁は「これだけは断言できる。われわれは全ての緩和策を実施することにコミットしている」と表明。「将来を見据えて新たなページを開く時が来た」と強調した。

 9月の決定を巡っては、過去数週間にドイツ、オーストリア、オランダの中銀総裁を含む複数の理事会メンバーが公然と批判するなど、異例の公開論争の様相となっており、市場ではECBの意思決定について、多少の疑念が生じている。

 ビルロワドガロー総裁は「景気減速と低インフレに対応し、われわれは緩和的な金融政策を維持する必要がある」と述べた。

 今月末に退任するドラギECB総裁の後任に決まっているクリスティーヌ・ラガルド氏は既に、ECBの政策枠組みを見直すと公約している。ビルロワドガロー総裁はこれについて「非常に歓迎すべき」との見方を示した。[nL3N25V4N6]