写真・図版10月17日、英国立統計局(ONS)が発表した9月の小売売上高指数は、前月比横ばい、前年比3.1%上昇だった。ロンドン中心部の店舗で2018年12月撮影(2019年 ロイター/Henry Nicholls)

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 [ロンドン 17日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した9月の小売売上高指数は、前月比横ばい、前年比3.1%上昇だった。ともに8月(前月比0.3%低下、前年比2.6%上昇)から回復したが、前年比上昇率は市場予想にわずかに届かなかった。

 キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ルース・グレゴリー氏は「9月の小売売上高は、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感を考えると、幾分ほっとする内容だが、とても強いとは言えない」と述べた。

 第3・四半期(7─9月)は、第2・四半期と同じく前期比0.6%上昇、前年同期比では3.6%上昇から3.1%上昇に減速し、2018年第4・四半期以来の低い伸び。賃金上昇にもかかわらず、消費者が支出に一段と慎重になっていることを示した。

 ONSの統計官は「不振が数カ月続いた食品販売店が持ち直す一方、百貨店については悪材料が増えている」と述べ、悪天候で需要が落ち込んだと指摘する業者もいると説明した。

 百貨店など、非専門店の売上高は前年比2.0%減少と、英経済がリセッションに陥った2009年第1・四半期以降、最大の落ち込みを記録した。

 *内容を追加しました。