写真・図版欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるビルロワドガロー仏中銀総裁は14日、ECBの政策金利は底入れしつつあるとの認識を示しながらも、金利は低水準にとどまる必要があり、現時点で利上げに転じるのは誤りとの考えを示した。フランクフルトのECB本部で7月撮影(2019年 ロイター/Ralph Orlowski)

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 [フランクフルト 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるビルロワドガロー仏中銀総裁は14日、ECBの政策金利は底入れしつつあるとの認識を示しながらも、金利は低水準にとどまる必要があり、現時点で利上げに転じるのは誤りとの考えを示した。

 ECBは根強い低インフレなどに対応するため、9月の理事会で包括的な緩和策を決定。ビルロワドガロー総裁は訪問先のフランクフルトで、金利が底入れしつつあるとの予測が出るのは理にかなうとしながらも、「短期金利が低水準にある状態は継続する必要があり、ECBが現時点で利上げに転じることは疑いなく誤りとなる」と述べた。 

 ただ、ECBはインフレ目標の定義を改善しなければならないとし、次回理事会でこの件について討議する必要があると指摘。「ECBは第1に、インフレ目標の定義をより明確にする必要がある。第2に、マイナス金利政策が金融安定に及ぼす副作用を制限する必要がある」と述べた。