写真・図版 11月28日、中国国家医療保障局(NHSA)は、ロシュやノバルティスなど製薬会社が医薬品を保険対象とするため一部新薬の価格を平均61%引き下げることに合意したと発表した。写真はロッシュのロゴと錠剤。2016年1月22日撮影(2019年 ロイター/Dado Ruvic)

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 [北京/上海 28日 ロイター] - 中国国家医療保障局(NHSA)は28日、ロシュ<ROG.S>やノバルティス<NOVN.S>など製薬会社が医薬品を保険対象とするため一部新薬の価格を平均61%引き下げることに合意したと発表した。

 保険適用リストへの追加を受け、中国のより小規模で発展していない都市の市場が開拓され、医薬品の販売量増加が見込まれる。しかし一部の業界関係者は、中国のみでの大幅な薬価引き下げにより、メーカーは他の市場で批判を受ける可能性があると警告している。

 70の医薬品が新たにリストに加わり、これにはロシュの乳がん治療薬「パージェタ」、ノバルティスの皮膚炎治療薬「ゾレア」、アッヴィ<ABBV.N>の関節リウマチ治療剤「ヒュミラ」などが含まれる。

 中国の患者は、リストに掲載されている医薬品の費用のかなりの部分をカバーするため、公的医療保険を利用することが認められている。

 NHSAはウェブサイトに掲載した声明で、今回リストに加えられた輸入医薬品のほとんどが「世界的に最低価格」だと指摘。腫瘍と糖尿病の治療薬の価格は平均約65%引き下げられたとした。