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 [オタワ/トロント 6日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は6日、ポロズ総裁が来年6月の任期満了に伴い退任すると発表した。

 中銀は声明で、ポロズ総裁は続投を目指さないとし、次期総裁の人選手続きに着手したことを明らかにした。

 カナダ中銀総裁の任期は7年。エコノミストや市場ストラテジストを対象にした調査では、10人中8人が最有力候補としてウィルキンス上級副総裁を挙げた。指名されれば女性として初のカナダ中銀総裁となる。 

 ポロズ総裁は64歳。声明によると同総裁は、在任中にカナダ中銀は「困難な状況の下、安定的な経済成長、低失業、目標に近いインフレ率に向けた素地を作った」との認識を表明。実際、資源依存度が高いカナダ経済は2014年の原油価格急落に耐えたほか、最近では通商を巡る不確実性にも耐性を示している。 

 米連邦準備理事会(FRB)など世界の主要中銀が利下げに動く中でもカナダ中銀は18年10月以降、金利を据え置いている。MUFG(ロンドン)の世界市場・欧州・中東・アフリカ(EMEA)等調査責任者、デレック・ハルペニー氏は「緩和に積極的な人物が次期総裁に就任するとの観測が市場で出てくる可能性がある」と述べた。