写真・図版 12月11日、米連邦航空局(FAA)のディクソン長官は、米ボーイングの旅客機「737MAX」の生産上の問題を調査していると明らかにし、年内の運航再開を認めない方針を示した。ワシントン州レントンで3月撮影(2019年 ロイター/David Ryder)

[PR]

 [ワシントン/シアトル 11日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)のディクソン長官は11日、米ボーイング<BA.N>の旅客機「737MAX」の生産上の問題を調査していると明らかにし、年内の運航再開を認めない方針を示した。

 ディクソン長官は、737MAXの審査状況を巡り下院運輸・インフラ委員会で証言し、運航再開までに完了すべき一連の措置が依然残されていると述べた。

 737MAXの生産に関する調査は、ボーイングのマネジャーだったエド・ピアソン氏が、生産計画に伴うプレッシャーや労働者の疲労によって安全面のリスクが高まっていたと指摘したことを受けたもの。

 ピアソン氏は公聴会で、インドネシアとエチオピアで起きた墜落事故における「迎え角(AoA)センサー」の問題について、ボーイング工場内の「警戒すべき混乱状態」によって品質や安全性が損なわれたことと関連があると指摘。

 「配線や機能テストの問題が頻繁に起きていた工場で機体が生産されたわずか数カ月後に、複数のフライトでセンサーが機能しなかったのは警戒すべきだ」と述べ、「工場は混乱状態にあった」と証言した。

 議員は、インドネシアで起きた最初の事故を受けてFAAが内部で行った分析で、機体の運航を続ければ深刻な墜落リスクがあることが示されていたにもかかわらず、なぜ一段と踏み込んだ対応を取らなかったのかディクソン長官に問いただした。

 運輸委のピーター・デファージオ委員長は「FAAはそうした分析にもかかわらず、ボーイングがソフトウエアを修正する間も737MAXの飛行継続を容認した」と同局の対応を非難した。

 *内容を追加して再送します。