写真・図版12月13日、米連邦準備理事会(FRB)当局者は米経済が順調に推移しており、来年も同様の状態が継続するとし、政策金利据え置きを容認する姿勢を示した。写真は2018年8月、ワシントンのFRB(2019年 ロイター/Chris Wattie)

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 [13日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)当局者は13日、米経済が順調に推移しており、来年も同様の状態が継続するとし、政策金利据え置きを容認する姿勢を示した。

 クラリダ副議長はこの日、FOXビジネスネットワークとのインタビューで「米経済は良い状況にある」と指摘。米消費はかつてないほど良好とした上で、「労働市場は過去50年間で最も力強く、インフレ率は低水準で安定しており、成長率は堅調で、米経済に対する基調的な見通しは2020年もほぼ同様だ」と述べた。[nL4N28N3VX]

 また米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁も同日、ボロウ・オブ・マンハッタン・コミュニティカレッジで行った学生向けの講演で、米経済は好調に推移しているとの見方を示した。[nL4N28N3PS]

 FRBは10─11日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を1.50─1.75%に据え置くことを全会一致で決定。予見可能な将来にわたって金利を据え置くことを示した。[nL4N28L3KX]

 この日は米中が「第一段階」の通商合意に到達し、15日に予定していた対中追加関税の発動の見送りと引き換えに中国は米農産物の購入を拡大していくことが明らかになった。[nL4N28N3GZ]

 クラリダ副議長は「素晴らしい合意であると仮定した上で、不確実性の解消は経済見通しに明らかにポジティブ」と指摘。その上で「協議は前向きな方向に進んでいるようだが、FRBが監視しているのはより広範な世界の動向だ。今年は世界経済が減速し、新興国市場が鈍化し、インフレ圧力が弱まった。FRBが注視しているのは1つの事象だけではない」と語った。

 ウィリアムズ総裁は個人的な見解として、米経済成長率について向こう数年間は2%近辺になるとの予想を示した。