写真・図版 1月28日、株価が下落しても円高が進まない一因として、市場では「新型肺炎の感染拡大を受けて、マネーが株式市場(リスク資産)から債券市場(安全資産)に流れ込んでいるだけ。写真は2013年2月撮影(2020年 ロイター/SHOHEI MIYANO)

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 [東京 28日 ロイター] - 

 

 

 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅高の109円ちょうど付近。値ごろ感から国内勢が円売りに動いたほか、きょうから開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、ドル売りも限られたという。

 

 きょうのドルは108円後半から109円前半の狭いレンジ内を上下。下値では輸入企業がドルの手当てに動いたといい、前日につけた3週間ぶり安値の108.73円を小幅に上回る水準で下げ渋った。

 株価が下落しても円高が進まない一因として、市場では「新型肺炎の感染拡大を受けて、マネーが株式市場(リスク資産)から債券市場(安全資産)に流れ込んでいるだけ。為替に影響するようなマネーフローは生じていない」(国内銀)との意見が出ていた。

 また短期筋の間では、FOMCを控えたポジション調整のドル買い戻しもあったという。

 今回のFOMCは現行政策の据え置き予想が大勢だが、金融市場の重しとなってきた新型肺炎が、世界経済や市場にどの程度の脅威となるのか、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長がその議論をどう総括するのかなどに関心を寄せる声が出ている。

 また、短期金融市場の安定を狙って昨年10月から開始した財務省短期証券(Tビル)の買い入れをどう扱うかも焦点のひとつ。FRBのバランスシート拡大は足元でやや落ち着いてきたものの「市場心理の安定を狙って継続的な供給姿勢を鮮明にすれば、リスク資産投資を後押しすることになる」(外銀)という。

 ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

 午後3時現在 109.02/04 1.1020/24 120.15/19

 午前9時現在 108.92/94 1.1017/21 120.02/06

 NY午後5時 108.89/90 1.1016/20 119.97/01

 

 

 

 (為替マーケットチーム)