写真・図版ドイツ欧州経済センター(ZEW)が18日に発表した2月の独ZEW景気期待指数は8.7と、前月の26.7から大きく低下した。フランクフルトで1月撮影(2020年 ロイター/KAI PFAFFENBACH)

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 [ベルリン 18日 ロイター] - ドイツ欧州経済センター(ZEW)が18日に発表した2月の独ZEW景気期待指数は8.7と、前月の26.7から大きく低下した。中国を発生源とする新型コロナウイルスの感染拡大で世界貿易が阻害され、ドイツの製造業が一段と悪化するとの懸念を背景に、エコノミスト予想の21.5を大幅に下回った。

 現況指数はマイナス15.7と、前月のマイナス9.5から悪化し、アナリスト予想のマイナス10.3も下回った。 

 ZEWのワムバッハ所長は、「新型ウイルスの感染拡大が世界貿易にマイナスの影響を及ぼすとの懸念がドイツの景況感の冷え込みにつながっている」と指摘。「特に輸出依存度が高い部門の先行き見通しが著しく悪化している」と述べた。 

 その上で「独経済は昨年末から年初にかけて予想よりも悪化した」とし、「現時点では経済情勢は脆弱となっている」と述べた。 

 独経済は昨年第4・四半期は個人消費と政府支出が軟調だったことで停滞。一部アナリストの間では、新型コロナウイルスの感染拡大で世界的な供給網と中国の内需がともに阻害され、その結果、ドイツの第1・四半期の経済成長率は軟調になるとの懸念が出ている。