写真・図版米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は31日、新型コロナウイルス感染拡大抑制策を受け、米経済はすでにリセッション(景気後退)に陥っているとの考えを示した。ワシントン州シアトルで24日撮影(2019年 ロイター/BRIAN SNYDER)

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 [31日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は31日、新型コロナウイルス感染拡大抑制策を受け、多くの人が職を失ったり自宅待機したりしていることを踏まえると、米経済はすでにリセッション(景気後退)に陥っているとの考えを示した。

 デイリー総裁はヤフー・ファイナンスのインタビューに対し、「新型ウイルスに打ち勝ち、米経済を押し上げ、感染拡大の終息後に経済が再び成長し始められるよう最善の環境を整える取り組みに連邦準備理事会(FRB)は関与しており、持てる力を全て利用する用意ができている」と述べた。

 その上で「外出を控えるなど正しく対応し、感染拡大を抑制できれば、経済は回復に向け最善の位置に付けられる」と語った。

 また、需要減少を理由に企業が数百万人の従業員を一時解雇しているほか、各州で非必須事業に休業指示が出ていることを踏まえると、米経済はすでにリセッションに陥っているだろうとした。

 FRBの役割としては、米政府とともに金融市場や公衆衛生上の義務を果たしている個人・企業に対し支援を提供することとの認識を示し、パンデミックの脅威が過ぎれば、FRBの措置と低金利が景気回復を支援するだろうと述べた。

 さらに「ウイルスとその展開が景気悪化の規模と期間の双方を決定付ける」と指摘。FRBメンバーはすでに実施している措置の管理や新たな措置の策定に尽力しているとし、「ウイルスによってわれわれが講じなければならない措置の規模が決定する。前例のない状況であり、前例のない措置が求められる」とした。