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 [ロンドン 6日 ロイター] - 主要国の株式・為替市場で投資家の不安心理を示す指標がここ1週間で低下している。新型コロナウイルスによる死者の増加ペースが鈍化し、投資家のリスク選好度が高まっていることが背景だ。 

 米株式市場の投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)<.VIX>は6日時点で44.60と、3月16日に記録した終値ベースの高値82.69から低下。15日間としては過去最大の下げを記録した。

 為替市場でもユーロと円の1カ月物インプライド・ボラティリティー<EUR1MO=FN><JPY1MO=FN>が1カ月ぶりの水準に低下。投資家が目先、ユーロ/ドル、ドル/円の乱高下を予想していないことが浮き彫りとなった。

 NABグループの為替担当シニアストラテジスト、ギャビン・フレンド氏は「ボラティリティー低下の背景には、最近の各国中銀の動きと、市場の乱高下がある程度一服したことがある」と指摘。ただ、市場のボラティリティーは依然として高いとの見方を示した。

 米株式市場のS&P総合500種指数<.SPX>は最高値から34%急落したが、市場が底入れしたと判断するのは時期尚早だ。

 2007?08年の金融危機でS&P総合500種指数が底入れしたのは、VIX指数の急落から数カ月後だった。

 新興国市場では依然、警戒感が強い。トルコリラのインプライド・ボラティリティーは6日、1年ぶりの高水準に上昇。リラは2018年8月以来の安値に下落した。