写真・図版UBSの調査によると、中央銀行の主要な経済的懸念として、貿易戦争や世界的な景気後退と並び、米国の政治動向に関連するリスクが浮上している。ニューメキシコ州ラスクルーセスで6月撮影(2020年 ロイター/Paul Ratje)

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 [ロンドン 29日 ロイター] - UBSの調査によると、中央銀行の主要な経済的懸念として、貿易戦争や世界的な景気後退と並び、米国の政治動向に関連するリスクが浮上している。

 30人以上の中銀当局者を対象とした調査では、回答者の42%が新たな事業閉鎖など新型コロナウイルス危機による一段の経済的混乱を予想。新型コロナ以外で世界経済に影響を及びす懸念では、回答者の81%が貿易戦争を挙げ、3年連続でトップ。また、回答者の72%が世界的な景気後退とデフレ再燃を懸念し、2位となった。

 一方、米国の政治動向を懸念しているとの回答も72%を占め、前年から2倍超に上昇した。

 中銀の外貨準備高に影響を与える最大の懸念として、債券市場での低金利とマイナス金利が新型コロナを除き2年連続でトップ。回答者の69%が指摘した。

 調査では、ドルの基軸通貨としての立ち位置が維持されていることが示されたが、ドル保有率は平均で前年の71%から67%に低下。過去1年間で最も多く取得した通貨はドルと中国人民元だった。