写真・図版米自動車大手フォード・モーターが28日発表した第3・四半期決算は、利益が予想を上回った。米国でピックアップトラックやSUV(スポーツ多目的車)の需要が好調だった。フランクフルトで昨年9月撮影(2020年 ロイター/WOLFGANG RATTAY)

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 [デトロイト 28日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーター<F.N>が28日発表した第3・四半期決算は、利益が予想を上回った。米国でピックアップトラックやSUV(スポーツ多目的車)の需要が好調だった。また、通期の税引き前損益が黒字になると見通し、引け後の時間外取引で株価が一時7%上昇した。

 第3・四半期の純利益は24億ドル(1株当たり0.60ドル)で、前年同期の4億ドル(同0.11ドル)から大幅に増加した。

 一時項目を除く利益は36億ドル(同0.65ドル)で、リフィニティブのアナリスト予想である0.19ドルを上回った。

 第4・四半期の利払い前・税引き前利益(EBIT)は、トントンから5億ドルの損失を想定し、通期の調整後EBITは黒字を見込むとした。

 同社は第4・四半期の業績が予想を上回ると表明。通期の税引き前利益を6億ー11億ドルと予測した。7月時点では第4・四半期と通期の業績が赤字になるとの見通しを示していた。

 今月1日に就任したジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)は、ジム・ハケット前CEOが着手した110億ドル規模の再編計画を完了させるという課題を抱えている。ソフトウエア、データ、車両管理、電気自動車の充電など、関連技術分野への事業拡大も目指している。

 ファーリー氏は電話会議で「自動車部門の問題はまだ解決していないが、明確な再生計画がある」と表明。電気自動車が同社の将来の基礎になると述べた。

 第3・四半期の調整後EBITマージンは9.7%。通期の目標は8%。第3・四半期の純利益率は6.4%だった。

 ジョン・ローラー最高財務責任者(CFO)は電話会議で「需要は予想を大幅に上回った」と発言。

 クレディ・スイスのアナリストは「フォード株は目先、アウトパフォームするだろう。ジム・ファーリー氏の就任で、同社のスピードと説明責任が高まるとみている」と述べた。

 *内容を追加しました。