写真・図版10月30日、ニューヨーク外為市場では米大統領選を4日後に控えドルに安全買いが入った。世界的に新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかかっていないことも、安全通貨としてのドルの需要押し上げにつながっている。写真は2018年8月、アルゼンチンで撮影(2020年 ロイター/Marcos Brindicci)

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 [ニューヨーク 30日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、米大統領選を4日後に控えドルに安全買いが入った。世界的に新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかかっていないことも、安全通貨としてのドルの需要押し上げにつながっている。

 欧州ではドイツとフランスのほか、スペインの一部で感染拡大抑制に向けたロックダウン(都市封鎖)を実施。米国でも感染拡大が続き、累計感染者数は30日時点で900万人に達した。人口の約3%が感染した計算になる。こうした中、来週の米大統領選の結果が紛糾する恐れも相まってドルの安全需要が増大した。

 終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数<=USD>は0.2%高の94.035。週初からの上昇率は1.4%と、約1カ月ぶりの大きさとなった。

 BMOキャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)のグローバル外為戦略部門責任者、グレッグ・アンダーソン氏は「大統領選の日程は以前から分かっていたものの、ここに来て選挙に関連した揺れが出ている」と指摘。「ポジション確定をぎりぎりまで控える動きが一部で見られ、これがユーロ/ドルに若干反映された」と述べた。

 マネックス・ヨーロッパの市場分析部門責任者、ランコ・ベリッチ氏は、米大統領選で民主党候補のバイデン前副大統領が勝利すれば新型ウイルス感染拡大への適切な対応が期待できることから、マクロ経済見通しは改善すると予想。バイデン氏の勝利はドルの若干の支援要因になるとの見方を示した。

 ユーロは対ドル<EUR=EBS>で0.3%安の1.1643ドル。一時は1.1640ドルと、4週間ぶり安値を付けた。欧州中央銀行(ECB)が29日の理事会で12月に追加対策を講じる可能性を示唆したことが引き続きユーロの圧迫要因となっている。

 ドルは対円<JPY=EBS>でほぼ横ばいの104.66円。中国人民元に対してはオフショア取引<CNH=EBS>で0.2%安の6.6945元。

 米商務省が朝方発表した9月の個人消費支出(季節調整済み)は前月比1.4%増と、8月の1%増から加速。ただ、為替相場にほとんど影響はなかった。

 ドル/円 NY終値 104.64/104.67 

 始値 104.41 

 高値 104.73 

 安値 104.39 

 ユーロ/ドル NY終値 1.1647/1.1651 

 始値 1.1671 

 高値 1.1704 

 安値 1.1641