写真・図版 10月23日、HSBC/マークイットが発表した10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.4で、9月改定値の50.2から上昇した。3カ月ぶりの高水準となる。写真は、中国・大連の自動車工場、18日撮影(2014年 ロイター/Stringer)

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 [北京 23日 ロイター] - HSBC/マークイットが発表した10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.4で、9月改定値の50.2から上昇した。3カ月ぶりの高水準となる。ロイターが集計したエコノミストの予想の50.3も上回った。

 PMIは、50が景況拡大と縮小の節目。

 ただ、国内外の新規受注は伸びが減速したほか、生産者物価は下落するなど、中国経済への圧力が強まっていることが浮き彫りになった。

 生産指数は5カ月ぶり低水準の50.7に低下した。

 HSBCの中国担当首席エコノミスト、Hongbin Qu氏は「製造業の動向は安定したようだが、需要の弱さが引き続きみられる」と指摘し「さらなる政策が必要だ。今後数カ月以内に、金融と財政双方の政策緩和が見込まれる」と語った。

 中国の第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比7.3%増で、金融危機の影響で落ち込んだ2009年初め以来の低水準となった。中国の今年の成長率は、政府目標の7.5%に届かない見通し。目標未達成は1990年以降で初めて。アナリストは、政府が数カ月以内に、より大胆な景気支援策に動くかどうかで見方が分かれている。