写真・図版6月24日、格付け会社ムーディーズは、国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定したことを受け、英国のAa1格付けの見通しを「ネガティブ」とした。写真はロンドンで撮影(2016年 ロイター/Reinhard Krause)

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 [ロンドン 24日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズは、国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定したことを受け、英国のAa1格付けの見通しを「ネガティブ」とした。

 ムーティ―ズは「EUとの通商関係を協議する数年間に、不透明感が高まって信頼感が低下、歳出と投資が縮小し成長が弱まる」と指摘した。国民投票を受けて具体的な動きをみせた格付け会社はムーディーズが最初。

 ムーディーズは「経済政策策定のうえでの予見可能性と効果が一定程度低下した」と指摘。通商交渉の長期化、成長鈍化やポンドへの際立った圧力が、格下げにつながる可能性があるとした。

 離脱により英国内の公共事業への歳出が低下する可能性があると指摘。「英国の財政赤字は先進国のなかでも際立っており、成長率の伸びが低下すれば、政府の長年にわたる財政再建策の実行を困難にする」との見方を示した。