写真・図版 9月11日、米電気自動車大手テスラ・モーターズのマスクCEO(写真)は、テスラ車の運転支援システムの最新版「オートパイロット8.0」を提供すると発表した。写真はネバダで7月撮影(2016年 ロイター/James Glover II)

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 [サンフランシスコ/ワシントン 11日 ロイター] - 米電気自動車大手(EV)テスラ・モーターズ<TSLA.O>のマスク最高経営責任者(CEO)は11日、テスラ車の運転支援システムの最新版「オートパイロット8.0」を提供すると発表した。

 マスク氏によると、最新版では運転者がハンドルから手を放した状態での自動運転走行に新たに制限を加えており、5月に起きたようなオートパイロット作動中の死亡事故を防ぐ「可能性が高い」と語った。

 最新版オートパイロットは2週間以内に、ソフトウエアの更新により入手可能となる。

 最新版では、運転者が一定時間以上ハンドルから手を放している場合に警告音が鳴り、警告が続くと一時的にオートパイロット機能が使えなくなる。また、車に搭載されたレーダーによる周囲の認識能力が高まり、ブレーキを掛けるかどうかの判断能力も向上するという。

 オートパイロット機能は昨年10月に導入されたが、今年5月に同機能が作動中のテスラ車がトラックに衝突して運転者が死亡した事故を受け、当局が調査を開始するとともに、システムの安全性が疑問視されている。

 マスクCEOは、オートパイロット機能の更新で死亡事故が回避される可能性が高まると期待を示しつつも、「完全な安全を意味するわけではない」とした。