写真・図版 9月14日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の110円半ば。米長期金利が頭打ちとなり、日経平均は小幅の下げに転じたため、ドル/円は伸び悩んだ。北朝鮮関連の報道が伝わったが、目立った反応を示さなかった。写真は6月撮影(2017年 ロイター/Thomas White)

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 [東京 14日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の110円半ば。米長期金利が頭打ちとなり、日経平均は小幅の下げに転じたため、ドル/円は伸び悩んだ。北朝鮮関連の報道が伝わったが、目立った反応を示さなかった。一方で、予想を下回る一連の中国景気指標の発表後はドルが弱含んだ。

 午前9時半頃にきょうの安値110.41円をつけた後、110.66円まで上昇した。仲値に向けて輸入企業のドル買い/円売りが出たほか、日経平均のプラス転換も支えになった。

 ドル/円はいったん小幅に緩んだが、オーストラリアの雇用統計が良好な内容となり、豪ドルが急上昇。ドル/円は前日海外時間の高値を上回り、午前11時前までに110.73円へ上値を伸ばした。豪ドル/円の円売りがドル/円にも波及したもよう。

 ただ、その後、中国で発表された経済指標が事前予想を下回ると、ドル/円も朝方の水準まで押し戻された。

 午前は、北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会の報道官声明が話題となっていた。国連安全保障理事会の対北朝鮮追加制裁決議について日本を非難。その上で、日本列島を核爆弾で海に沈めると威嚇したという。ただ、市場は目立った反応を見せなかった。

 市場では「米長期金利が上昇すれば自動的にドル/円の買いが出るモデルを使用しているファンドが多いようだ。特に新しいニュースが無くても、債券売り/ドル買いの流れになりやすい」(機関投資家)との声が出ていた。

 ただ、その米長期金利(米10年国債利回り)も2.19%付近で伸び悩んだ。

 英ポンドは146円付近。きょうは英中銀金融政策委員会の結果発表がある。ロイターの調査では政策金利と資産買い入れ枠の据え置きを決定するとみられているが、8月の消費者物価指数(CPI)が大幅な伸びを示しており、声明や議事要旨で利上げに積極的な姿勢が示されたり、利上げに賛成するメンバーが前回の2人から3人に増える可能性もあるという。

 海外時間に米国の新規失業保険申請件数、消費者物価指数(CPI)などの発表がある。特に米CPIは、来週のFOMCを占う上で注目されている。良好な数字なら米国の年内追加利上げ期待が高まり、ドル買いで反応しそうだ。

 ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

 午後3時現在 110.47/49 1.1873/77 131.19/23

 午前9時現在 110.48/50 1.1886/90 131.35/39

 NY午後5時 110.47/50 1.1885/88 131.34/38

 

 (為替マーケットチーム)