写真・図版 6月7日、コンサルタント会社ベインが発表した調査結果によると、世界の高級ブランド品販売は今年も好調を続け、中国の若年層が中心的なけん引役としての地位を固める見通しだ。上海で2012年9月撮影(2018年 ロイター/ Carlos Barria)

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 [パリ 7日 ロイター] - コンサルタント会社ベインが7日発表した調査結果によると、世界の高級ブランド品販売は今年も好調を続け、中国の若年層が中心的なけん引役としての地位を固める見通しだ。

 靴、ハンドバッグ、衣服など高級品の世界売上高は昨年の6%増に続き、今年も為替レートを不変としたベースで6─8%増えて2760億─2810億ユーロ(3310億ドル)に達する見通し。

 中国消費者の購入分は既に3分の1強を占めているが、同国ではさらにブランド品志向が高まり、消費者がデザイナーを選別する傾向が強まっている。

 中国本土での高級品売上高は今年20─22%の増加が見込まれ、ユーロ高の影響で4%に届かない可能性のある欧州を大きく凌ぐ見通し。

 昨年、世界全体で高級品販売の約8%を占めたオンライン販売の分野でも、中国はとりわけ堅調だ。

 中国では20歳から35歳の「ミレニアル世代」であっても、親や祖父母の援助を受けるなどして高額なブランド品を臆せず買うことが多い。

 ベインによると米国でも高級品の売り上げは上向いている。ただ、すべてのブランドが「勝ち組」というわけではない。

 LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)<LVMH.PA>傘下の伊ルイ・ヴィトンや仏ケリング<PRTP.PA>傘下の伊グッチはここ数四半期で売り上げが急増しており、米ティファニー<TIF.N>も若者向けの安価な商品を導入した効果が出つつある。一方、伊サルバトーレ・フェラガモ<SFER.MI>はまだ売り上げを伸ばすのに苦心し続けている。