写真・図版 9月11日、3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の111円半ば。ドルは仲値にかけて実需の買いのほか、半導体大手企業が米国の半導体メーカーの買収を決議したとの報道、さらに報道に便乗した投機筋の買いなどで111円前半で上昇し、5日ぶりの高値をつけた。写真は都内で2013年2月撮影(2018年 ロイター/Shohei Miyano)

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 [東京 11日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の111円半ば。ドルは仲値にかけて実需の買いのほか、半導体大手企業が米国の半導体メーカーの買収を決議したとの報道、さらに報道に便乗した投機筋の買いなどで111円前半で上昇し、5日ぶりの高値をつけた。

 ドルは午前9時前に付けた111.08円から徐々に上値を伸ばし、仲値公示前に111.45円まで上昇。その後いったん弱含んだが、午後には再び111.49円まで上昇した。仲値にかけては、実需のフローを反映した買いや半導体大手のルネサスエレクトロニクス<6723.T>が米半導体メーカーのインテグレーテッド・デバイス・テクノロジー(IDT)<IDTI.O>の買収を決議したと発表がドル高/円安に寄与した。さらに、「この買収話に便乗した投機筋のドル買いも一役買った」(外国銀)という。

 ただ、この日はユーロや英ポンドが対ドルで上昇しており、ドル高というより、主要通貨での円安が目立った。

 ドル/円については「111.50円付近には厚めの売り、111.55円付近にはチャート上のレジスタンスがあり、111円半ばに近づくと上値が重くなっている」(外為アナリスト)との声が聞かれた。

 また、月末の日米首脳会談を控え、貿易問題への懸念はくすぶり続けるだけに、特に「対円でドルを買い上がろうとする動きはあまりない」(トレーダー)という。

 ユーロは1.1618ドル付近まで反発。ユーロ/円は128.80円から129.47円まで上昇した。英ポンド/円は安値144.70円から145.57円まで上昇した。

 ユーロや英ポンド高の背景は、欧州連合(EU)のバルニエ主席交渉官が10日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡り、「第1段階の交渉について、向こう6─8週間以内に合意が得られると考えている」と発言したことだが、もうひとつ手がかりとなったのはイタリア株の急上昇。主要株価のFTSE・MIB指数<.FTMIB>が前日、2%強上昇して1カ月ぶり高値をつけた。 

 ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

 午後3時現在 111.43/45 1.1610/14 129.40/44

 午前9時現在 111.13/15 1.1592/96 128.83/87

 NY午後5時 111.11/14 1.1592/96 128.83/87

 

 (為替マーケットチーム)