写真・図版 9月11日、法律事務所スレーター&ゴードンは、数百万人の退職者をだましたとして、豪州の銀行最大手であるコモンウェルス銀行(CBA)と富裕層向け金融サービス大手であるAMPに対して「非常に多額の」損害賠償を求める集団訴訟を提起すると発表した。写真はCBAのロゴマーク。シドニーで5月撮影(2018年 ロイター/Edgar Su)

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 [シドニー 11日 ロイター] - 法律事務所スレーター&ゴードン<SGH.AX>は11日、数百万人の退職者をだましたとして、豪州の銀行最大手であるコモンウェルス銀行(CBA)<CBA.AX>と富裕層向け金融サービス大手であるAMP<AMP.AX>に対して「非常に多額の」損害賠償を求める集団訴訟を提起すると発表した。

 王立委員会による豪金融業界の調査で広範な不正行為が明らかになったことを受けた動き。

 スレーター&ゴードンは「一連の訴訟」の手始めとして、CBAの年金部門とAMPを対象にすると表明。CBAとAMPについて、正当な理由なく顧客に「ばかばかしいほど低い」もしくはマイナスのリターンをもたらしたと主張している。

 同法律事務所の集団訴訟担当責任者、ベン・ハードウィック氏は記者団に対し「私腹を肥やし、利益を押し上げ、老齢年金制度全体を損なうものだった。ベッドの下にお金を置いておいたほうが良かった」と述べた。

 同法律事務所は、CBAの「コロニアル・ファースト・ステート」とAMPを合わせて退職者の資金が5億豪ドル失われたと推計。その他の年金基金にも訴訟を広げる方針で、原告の数は豪労働年齢人口(1200万人)の3分の1に達する可能性があるという。

 AMPの広報担当者は、自社はまだ訴訟手続きに入っていないとしつつ、王立委員会の調査で指摘された問題の解決に取り組んでいると述べた。

 CBAはスレーター&ゴードンの訴訟計画を把握しており、市場に情報を開示するとした。

 

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