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 [ロンドン 11日 ロイター] - ハモンド英財務相は11日、イングランド銀行(中央銀行)のカーニー総裁が2020年1月末までの任期延長に同意したと発表した。来年6月に退任予定だったが、英国の円滑な欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を支援するため、さらに任期を延ばす。

 カーニー総裁はハモンド財務相宛ての書簡で「この非常に重要な時期に、誰もが円滑なブレグジットを支えるためにできることは何でもすることが重要」とした上で「したがって、わたしもブレグジットの成功およびイングランド銀行での効果的な継承を促進するために、できることをする意向であり、謹んで任期を2020年1月まで延長することを確認する」と述べた。

 ハモンド財務相は「19年初夏に経済が混乱する恐れがある中で継続性を維持するべく、もう少しポストにとどまる可能性について総裁と協議してきた」と指摘。カーニー氏がブレグジットの移行期間に英経済にとって「不可欠な安定性」をもたらすと述べた。

 また、カンリフ副総裁も2023年10月までの任期で留任することを明らかにした。

 カーニー氏はEU離脱が決まった16年6月の国民投票に当たり、金融市場の混乱を最小限にとどめるよう尽力。また、無秩序なブレグジットのコストについて警鐘を鳴らし、離脱支持派から非難を受けてきた。

 イギリス独立党(UKIP)元党首のファラージ氏は、カーニー氏の留任について強く反発した。

 一方、エコノミストらは任期延長を歓迎しており、インベステックのエコノミスト、フィリップ・ショー氏は「経済の不透明感を踏まえると、留任は良いことだと考える」と述べた。

 *内容を追加して再送します。