写真・図版 9月12日、イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁(写真)はBBCのインタビューで、中国の金融システムは世界金融の安定にとってより大きなリスクの一つだとの見解を示した。ロンドンで3月撮影(2018年 ロイター/Peter Nicholls)

[PR]

 [ロンドン 12日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁はBBCのインタビューで、中国の金融システムは世界金融の安定にとってより大きなリスクの一つだとの見解を示した。

 インタビューは世界金融危機から10年を迎えるのに合わせて行われた。

 カーニー総裁はまた、英国の欧州連合(EU)離脱が英国に与える国内リスク、家計債務の大幅な増加、銀行システムに対するサイバー攻撃に言及した。

 BBCのウェブサイトに12日に掲載されたインタビューの抜粋によると、総裁は「世界経済に対するより大きなリスクの一つは中国の情勢」と述べた。「中国は世界経済における大きな成長源だ。経済的な奇跡で、多くのポジティブな面がある。それと同時に、中国の金融セクターは非常に早く発展しており、前回の金融危機の前にみられた推論と共通する点が多い」と語った。

 また、銀行業界や規制当局が現状に慢心しているようなら、米国で10年前に始まったものと同じ規模の新たな金融危機が起こる可能性は否定できないとした。

 一方で、現在では英国の銀行は、景気後退から銀行と市民らを守るため、10年前に比べて自己資本を大幅に強化することが義務付けられていると指摘した。