写真・図版 9月18日、ルノー、日産自動車、三菱自動車の3社連合は、米グーグルと技術提携し、同社の基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した高度な車載インフォテインメント(情報・娯楽)システムやドライバー向けアプリケーションの展開で協力すると発表した。パリ近郊で昨年2月撮影(2018年 ロイター/Benoit Tessier)

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 [東京/パリ 18日 ロイター] - ルノー<RENA.PA>、日産自動車<7201.T>、三菱自動車<7211.T>の3社連合は18日、米大手情報企業アルファベット<GOOGL.O>傘下のグーグルと技術提携し、同社の基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した高度な車載インフォテインメント(情報・娯楽)システムやドライバー向けアプリケーションの展開で協力すると発表した。3社は2021年から車両への搭載を開始、情報ネットワークとつながる車のコネクティビティとクラウドベースのサービスを強化する。

 発表によると、今回の技術提供により、「グーグルマップ」や音声認識技術「グーグルアシスタント」を含むアプリケーションやサービスが車内で利用可能となる。

 このシステムは、米アップル<AAPL.O>など他のOSを搭載しているデバイスにも対応する予定としている。

 AFSグループ(アムステルダム)の調査アナリストJauke de Jong氏は「自動車大手はこれまで、グーグルと提携することに消極的だったが、これが変わった」と分析。「さらに多くの自動車メーカーが追随してグーグルと提携する可能性がある」とした。

 自動車メーカーの大半はこれまで、車載インフォテインメントのOSとして「リナックス」や米マイクロソフト<MSFT.O>製OS、カナダのブラックベリー<BB.TO>の「QNX」を採用してきた。また、ドイツのBMW<BMWG.DE>やダイムラー<DAIGn.DE>といった高級車メーカーは自社開発のOSや音声認識技術などに多額の投資を行っている。

 ルノー・日産・三菱の連合がグーグルと技術提携を発表したことを受けて、ルノーに製品を提供しているオランダのデジタル地図メーカー、トムトム<TOM2.AS>の株価は大幅安となった。

 3社連合の開発担当責任者、ハディ・ザブリット氏は、今回の提携によって「現在は車外でのみ利用できる、あるいはアンドロイド端末を対応車に接続した場合に限定的に利用可能な豊富なサービス」が車内で体験できるようになると述べた。

 *内容を追加しました。