写真・図版 10月24日、ドイツ銀行の第3・四半期決算は、純利益が65%減少した。同行は新指導部の下で事業の再構築を進めている。通期で黒字転換するとの見通しも示した。 写真はロンドンで2013年12月撮影(2018年 ロイター/Luke MacGregor)

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 [フランクフルト 24日 ロイター] - ドイツ銀行<DBKGn.DE>の第3・四半期決算は、純利益が65%減少した。同行は新指導部の下で事業の再構築を進めている。通期で黒字転換するとの見通しも示した。第3・四半期の純利益は2億2900万ユーロ(2億6271万ドル)。前年同期は6億4900万ユーロ。ロイターがまとめたアナリスト予想の1億4900万ユーロは上回った。

 収入は61億7500万ユーロ。前年同期比で9%減少した。

 同行は、通期ベースで3年連続で赤字を計上。突然の経営陣変更、S&Pグローバル・レーティングによる格下げ、米連邦準備理事会(FRB)のストレステストでの失格などに見舞われた。

 クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)は「コストを抑制しており、成長のための十分な資本がある。2018年は2014年以降で初めて、利益を計上できる見通しだ」と述べた。

 ゼービング氏は4月に就任。7000人以上を削減する計画に着手した。

 第3・四半期は、トレーディング事業が引き続き低迷。債券トレーディング部門の収入は15%減少した。株式トレーディング部門の収入も15%減。

 ドイツ銀行株は年初から41%値下がりしている。

 同行は今年の収入が昨年を下回るとの見通しも表明。これを受け、同行株は4.5%値下がりしている。

 コンサルティング会社OpimasのOctavio MarenziCEOは「今回の決算に明るい点を見つけるのは難しい。すべての業務が低迷している」と指摘した。

 ゼービングCEOは社内向けのメモで「収入の点では、まだ改善がみられない」と指摘。同行は、投資銀行部門の再編により、今年の収入が昨年をやや下回るとの見通しを示した。

 JPモルガンはリポートで、ドイツ銀行が債券・株式セールス&トレーディング業務などの主要分野を改善できないのではないかとの懸念を示した。

 *内容を追加しました。

 

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