写真・図版 1月17日、日銀の黒田東彦総裁(写真)は、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁代理会議の冒頭であいさつし「財・サービス・金融における国際的な取引の拡大は、各国にあまねく恩恵をもたらす」と述べた。都内で撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

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 [東京 17日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は17日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁代理会議の冒頭であいさつし「財・サービス・金融における国際的な取引の拡大は、各国にあまねく恩恵をもたらす」と述べた。

 黒田総裁は、国際貿易や国際資本フローが経済成長や生産性の向上をもたらすとし「正の効果を多くの人が享受できるよう、また、それらがもたらし得る負のインパクトを最小化するよう、政策運営していく必要がある」と指摘した。

 また、中長期的な政策課題への対応準備も必要だとし、高齢化社会を例に挙げた。「財政、金融、構造改革を含め検討すべき多くの政策課題がある」とし、G20は、こうした問題を議論、学び合う場として適していると述べた。

 また「成長の果実を公正かつ平等に社会全体に行き渡らせること」の重要性も指摘し、これまでの低所得国の生活水準向上のための政策対応に加え「先進国における不平等の拡大にも対処していく必要がある」との見方を示した。

 

 

 (清水律子)