写真・図版 1月18日、中国国家統計局は、2017年の国内総生産(GDP)伸び率を6.9%から6.8%に下方修正した。写真は北京中心部のビジネス街で2017年1月に撮影(2019年 ロイター/Jason Lee)

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 [北京 18日 ロイター] - 中国国家統計局は18日、2017年の国内総生産(GDP)伸び率を6.9%から6.8%に下方修正した。

 GDPも、当初の発表値から6367億元引き下げ、82兆0800億元(12兆1100億ドル)とした。

 週明け21日に2018年第4・四半期および通年のGDP統計発表を控える中での修正となった。

 具体的には、2017年GDPの40%を占める第2次産業(製造業と建設業)の伸びを5.9%に修正、当初発表した6.1%から引き下げた。また、17年に最も急成長した情報技術サービスの伸びは4.2%ポイント引き下げ、21.8%とした。

 キャピタル・エコノミクスの中国担当シニアエコノミスト、ジュリアン・エバンズプリチャード氏は17年のGDP修正について、中国のGDPがかなり安定しているため、大きな問題のように見えるだけだとし、「個人的には何かが変わるとは考えていない」と述べた。

 同氏はまた、下方修正は「成長鈍化を示す数字の公表に、より寛容な当局の姿勢」を表していると指摘。「中国は成長鈍化を容認する意向であり、おそらく当局は積極的に政策を緩めるつもりはないだろう」と分析した。

 専門家は中国政府が成長下支えのための追加の刺激策を公表すると予想する一方、中国当局は大規模な刺激策を行使することはないと繰り返してきた。

 ロイターは今月、複数の政策関係筋の情報として、中国政府が19年のGDP伸び率目標を6─6.5%に引き下げる見込みだと報じた。

 最新のロイター調査では、中国の18年GDP伸び率は6.6%、19年は6.3%と予想されている。 

 *内容を追加しました。