写真・図版 2月22日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル高/円安の110円後半。きょう22日は手掛かり材料に乏しい中、主要通貨の動きが全般に鈍かった。写真は2016年11月撮影(2019年 ロイター/Dado Ruvic)

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 [東京 22日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル高/円安の110円後半。きょう22日は手掛かり材料に乏しい中、主要通貨の動きが全般に鈍かった。仲値にかけては実需の買いがドルを下支えしたほか、係争中だった米半導体大手と中国国有半導体メーカーが和解するとの報道を受け、ドルが若干強含む場面もあった。

 ドルは午前の取引で、株安を眺めつつ110.62円付近まで下落。その後は、輸入企業によるドル買い等で110.77円まで上昇した。午後には、係争中だった米半導体大手マイクロン・テクノロジーと中国国有の半導体メーカー、福建省晋華集成電路(JHICC)が和解するとのファイナンシャル・タイムズ紙の報道をきっかけに米中通商協議の進展期待が広がり、ドルが110.81円付近まで強含む場面が見られた。

 しかし、この日のドル/円の値動きは19銭と極めて狭いものとなった。ユーロ/円も125円半ばでこう着気味で、きょうは「ドルも円もユーロも動きが鈍く、何も動いていない」(FX会社)との声が聞かれた。

 米中関係では、トランプ米大統領が22日に中国の劉鶴副首相と会談するとホワイトハウスが発表した。ただ、会談の結果が明らかになるのは日本時間の23日とみられ、きょうの材料にはならないという。

 日銀の黒田東彦総裁は22日昼、首相官邸で安倍晋三首相と会談した。会談後、記者団に対し、日本や世界経済の動向について話したことを明らかにした。その上で世界経済について、「国際通貨基金(IMF)も今年・来年は3%台の経済成長とのメインシナリオを変えていないが、保護主義など色々なリスクが高まっていることは認めており、その通りと思う」と指摘した。

 為替市場の反応は限定的だった。

 きょう動きが目立ったのはニュージーランドドル(NZドル)。

 NZドル<NZD=D3>は、一時0.67665米ドルまで下落し、1週間半ぶりの安値をつけた。

 NZドル安のきっかけとなったのは、ニュージーランド中銀が22日、中銀の提案した新しい自己資本規制を受けて、国内4大銀行が5年間で200億NZドル(135億3000万ドル)の調達を迫られ、借り入れコストが上昇する可能性があるとの見解を示したこと。中銀は、インフレ率が低く、雇用が伸び悩んでいる状況で資金調達コストが上昇すれば、最終的には金融緩和を検討する可能性があると表明した。

 ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

 午後3時現在 110.74/76 1.1336/40 125.56/60

 午前9時現在 110.69/71 1.1338/42 125.52/56

 NY午後5時 110.69/72 1.1334/38 125.47/51

 *本文最終段落の文言を一部修正して再送しました。

 

 

 (為替マーケットチーム)