写真・図版 3月22日、ユーログループのセンテノ議長は、欧州はドルの支配や全般的な不透明感に見舞われており、経済・通貨統合の完成を通じて、ユーロの国際的な役割を拡大する必要があるとの認識を示した。リスボンで昨年12月撮影(2019年 ロイター/Pedro Nunes)

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 [リスボン 22日 ロイター] - ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のセンテノ議長は22日、欧州はドルの支配や全般的な不透明感に見舞われており、経済・通貨統合の完成を通じて、ユーロの国際的な役割を拡大する必要があるとの認識を示した。

 議長はリスボンの会合で「貿易戦争のリスク、条約や国際アライアンスの破棄の脅威、代理紛争が、新たな必要条件、新たな課題を生み出している」と指摘。「米国の政策が不足しており、信用が低下している」との見解を示した。

 「世界における欧州経済の重要性を踏まえれば、ユーロはしかるべき役割を果たしていない」とし「私たちは不透明感に直面しており、ユーロの役割を強化することで、貿易や経済統合のための好ましい環境を整えられる」と述べた。

 議長は、ドルに取って代わることが狙いではなく、ドルと共存してユーロの卓越性を高めることが狙いだとし、そのためには欧州の統合強化と共通予算制度が必要だとの認識を示した。