写真・図版 4月19日、午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べて、若干ドル安/円高の111円後半。午前の取引では、日銀の国債買入オペの減額を受けて10銭ほど円高が進んだ。写真は2017年6月撮影(2019年 ロイター/Thomas White)

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 [東京 19日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べて、若干ドル安/円高の111円後半。午前の取引では、日銀の国債買入オペの減額を受けて10銭ほど円高が進んだ。きょうは復活祭前のグッドフライデーで欧米市場の取引が細ることが予想されるため、午後は調整的な売買が中心となった。

 ドルは早朝の取引で112円付近で推移していたが、午前10時過ぎに「日銀の国債買入オペの減額を受けて10銭ほど円高が進んだ」(みずほ証券チーフFXストラテジスト、鈴木健吾氏)という。為替市場では日米金利差の縮小が連想され、ドルは111.99円から111.90円まで下落した。

 日銀が午前10時10分に通告した国債買入のオファー額は「残存10年超25年以下」で前回比200億円、「残存25年超」で前回比100億円減額された。

 ドルは17日に112.17円まで上昇し4カ月ぶり高値をつけたものの、今週の取引レンジは41銭と極端に狭かった。相対的に強いとされる米国のファンダメンタルズに下支えされる一方で、大型連休を控えた実需勢の売り需要で上値が抑えられているためだ。

 実需勢はドルを追いかけて売るスタンスではないものの、112円台では確実にドルを売っていくスタンスだという。

 東京市場が休場だった1月3日には「10分間でドルが4円下落した記憶も新しく、実需勢が112円台を抑えておきたい気持ちは理解できる」(鈴木氏)との声もある。

 前日の海外市場では4月ユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が51.3と前月の51.6から低下する一方、3月米小売売上高が大幅な伸びとなったことで、ユーロ売り/ドル買いが広がった。

 しかし、市場では注目されなかったものの、前日IHSマークイットが発表した米国の総合PMIは4月に52.8(速報値)と、3月の54.6(確報値)から低下し、2016年9月以来の低水準となった。サービス業PMIが52.9と3月の55.3から大幅に低下したことが足を引っ張った。

 市場では「欧州の弱さに気をとられている間に、米国でも企業の景況感が着々と悪化している。市場がいずれ気がつけば、ユーロの買い戻しにつながるかもしれない」(証券会社)という。

 ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

 午後3時現在 111.90/92 1.1241/45 125.80/84

 午前9時現在 111.98/00 1.1233/37 125.83/87

 NY午後5時 111.96/99 1.1229/33 125.72/76

 

 (為替マーケットチーム)