写真・図版 4月22日、日本生命保険は、2019年度の一般勘定資産運用計画で、オープン外債や外国株を増加させる方針を示した。写真はロゴ、都内で2月撮影(2019年 ロイター/Hideyuki Sano)

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 [東京 22日 ロイター] - 日本生命保険は22日、2019年度の一般勘定資産運用計画で、オープン外債や外国株を増加させる方針を示した。新規資金は前年度並みの1兆6000億円程度を予定。ヘッジコストが高止まりする中、ヘッジ付外債は横ばいから減少を見込んでいる。

 22日に開催した運用方針説明会で明らかにした。

 <オープン外債・外株増加>

 新規資金は1兆6000億円程度と前年度の1兆6400億円とほぼ同じ水準を予定。このうち円金利資産では、国内債券等が横ばいから増加、ヘッジ付外債は横ばいから減少を見込んでいる。

 国内債券等では、日本国債の金利は「積極的に買っていく水準には足りない」(財務企画部長の岡本慎一氏)としており、「大きくは横ばい」を想定。

 国内債券等に含まれている外債に通貨スワップをつけて為替リスクを少なくした商品や非居住者が発行する円建て債券(サムライ債)、ファンドなどを「若干のプラス」と見込んでいる。

 ヘッジ付外債は、ドルの調達コストが高止まりしていることから「ソブリン債を売却して、スプレッド収益が獲得できる社債やプロジェクトファイナンスへの入れ替えを計画している」という。

 円金利以外の運用資産では、オープン外債と内外株式の増加を予定。オープン外債は「残高ベースでドル6割、ユーロ3割となっているが、これを大きく変えることは考えていない」と説明した。

 オープン外債は前年度、簿価ベースで8300億円増加しており、今年度も「金利、為替の水準次第で数千億のオーダーになってくる可能性がある」という。

 内外株式は、国内は「大きくは横ばい」、外国株は「現株を買うというよりは、オルタナティブファンドを中心に購入していくことで少しプラス」を想定している。

 このほか、一般貸付は減少、国内不動産は横ばいを見込んでいる。

 今年度の相場見通し(レンジと年度末)は以下の通り。▼はマイナス。

 日本国債10年物利回り  ▼0.20─0.20%(年度末0.0%)

 米10年債利回り      2.20─3.20%(同2.70%)

 日経平均         21000─26000円(同24000円)

 米ダウ          24000─29000ドル(同27000ドル)

 ドル/円         100―120円(同110円)

 ユーロ/円        120―140円(同130円)

 

 (志田義寧)