写真・図版 5月21日、米国株式市場はハイテク株中心に上昇して取引を終えた。ニューヨーク証券取引所で20日撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

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 [ニューヨーク 21日 ロイター] - 米国株式市場はハイテク株中心に上昇して取引を終えた。米国が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対する規制措置を一部緩和したことを受け、同セクターの企業業績を巡る懸念が後退した。

 米商務省は、ファーウェイが既存ネットワークの保守や既存のスマートフォン向けのソフトウエア更新を行えるようにする一時的な措置を発表。措置はファーウェイの既存顧客を支援するためのもので、米政府が前週発表した同社への規制を緩和するものとなる。一時的措置は8月19日まで認められる。

 これを受け、ファーウェイに製品供給するインテル<INTC.O>、クアルコム<QCOM.O>、ザイリンクス<XLNX.O>、ブロードコム<AVGO.O>が1─4.6%上昇。これまで3日続落していたフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)<.SOX>は2.1%高となったほか、S&Pハイテク株指数<.SPLRCT>は1.2%上昇した。

 サントラスト・アドバイザリー・サービシズ(アトランタ)の首席市場ストラテジスト、キース・ラーナー氏は「ここ数日、売られていた銘柄が上向いた」とし、「ファーウェイ問題がハイテク株の重しとなり、広範な銘柄が影響を受けていた」と述べた。 

 ただ、この日の上昇分を勘案しても、S&P総合500種は月間ベースで今年初めての下落となる見通し。米中貿易戦争が長期化するとの懸念から、5月1日に付けた過去最高値から約3%低い水準にある。

 ブルダーマン・アセットマネジメント(ニューヨーク)首席市場ストラテジスト、オリバー・プーシェ氏は「市場はただ1つのトピックに縛られており、日々の取引がこれに大きく影響されている」と述べた。

 個別銘柄では、四半期決算が予想に届かなかった百貨店のコールズ<KSS.N>とJCペニー<JCP.N>が下落。コールズは12.3%安、JCペニーは7.0%安となった。

 ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を3.56対1の比率で上回った。ナスダックでも2.30対1で値上がり銘柄数が多かった。 

 米取引所の合算出来高は約60億9000万株。直近20営業日の平均は69億7000万株。

 

 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード 

 ダウ工業株30種 25877.33 +197.43 +0.77 25782.3 25898.2 25779. <.DJI> 

 4 7 61 

 前営業日終値 25679.90 

 ナスダック総合 7785.72 +83.35 +1.08 7765.57 7804.44 7752.9 <.IXIC> 

 2 

 前営業日終値 7702.38 

 S&P総合500種 2864.36 +24.13 +0.85 2854.02 2868.88 2854.0 <.SPX> 

 2 

 前営業日終値 2840.23 

 ダウ輸送株20種 10510.87 +49.14 +0.47 <.DJT> 

 ダウ公共株15種 791.93 +0.74 +0.09 <.DJU> 

 フィラデルフィア半導体 1374.21 +28.63 +2.13 <.SOX> 

 VIX指数 14.96 -1.35 -8.28 <.VIX> 

 S&P一般消費財 918.37 +5.20 +0.57 <.SPLRCD> 

 S&P素材 342.11 +5.09 +1.51 <.SPLRCM> 

 S&P工業 635.01 +7.42 +1.18 <.SPLRCI> 

 S&P主要消費財 590.35 -1.83 -0.31 <.SPLRCS> 

 S&P金融 449.95 +3.82 +0.86 <.SPSY> 

 S&P不動産 224.59 +1.87 +0.84 <.SPLRCR> 

 S&Pエネルギー 473.58 +5.03 +1.07 <.SPNY> 

 S&Pヘルスケア 1029.96 +8.40 +0.82 <.SPXHC> 

 S&P通信サービス 164.39 +1.56 +0.96 <.SPLRCL> 

 S&P情報技術 1312.69 +15.54 +1.20 <.SPLRCT> 

 S&P公益事業 297.64 +0.18 +0.06 <.SPLRCU> 

 NYSE出来高 7.63億株 <.AD.N> 

 シカゴ日経先物6月限 ドル建て 21380 + 130 大阪比 <0#NK:> 

 シカゴ日経先物6月限 円建て 21370 + 120 大阪比 <0#NIY:>