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 [ロンドン 22日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した4月の消費者物価指数(CPI)伸び率は、市場や英中銀の予想を下回ったものの、エネルギー価格の上昇によって今年最も高い上昇率となった。

 4月のCPIは前年比2.1%上昇し、3月(1.9%上昇)から加速した。ロイターがまとめたエコノミストの予想、英中銀の予想はともに2.2%上昇だった。

 電気・ガス価格が最大の押し上げ要因となった。当局がエネルギー料金の価格上限規制を4月から10%引き上げ、大手6事業者が料金を10%引き上げたことが影響した。

 食品やエネルギーを除いたコアインフレ率は3カ月連続で前年比1.8%上昇となった。

 基調インフレが落ち着いていることから英中銀は英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の行方を見守る間、利上げを先送りすることができる。

 INGのエコノミスト、ジェームズ・スミス氏は、コアインフレ率の安定を「英中銀が当面、金利を据え置くさらなる根拠」と指摘したが、労働市場の強さから、11月利上げの可能性は排除できないと述べた。

 ONSが発表した4月の生産者物価指数(PPI)は、原材料費を反映する投入指数が前年比3.8%上昇と、エコノミスト予想(4.5%上昇)を大幅に下回った。

 販売価格を反映する産出指数は前年比2.1%上昇し、エコノミスト予想(2.3%上昇)を若干下回った。3月は2.2%上昇だった。

 3月の住宅価格は前年比1.4%上昇。ロンドンの住宅価格は1.9%下落し、2月から下落幅が縮小した。

 *内容を追加しました。