写真・図版 5月31日、米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは、インドネシアのソブリン格付けをBBBマイナスからBBBに引き上げた。写真はインドネシアの旗。ジャカルタで2014年12月撮影(2019年 ロイター/Beawiharta)

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 [31日 ロイター] - 米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは31日、インドネシアのソブリン格付けを「BBBマイナス」から「BBB」に引き上げた。経済見通しの力強さと政策面での支援を理由に挙げた。

 今回の引き上げによりS&Pの格付けはフィッチ、ムーディーズと同水準となった。短期のソブリン格付けもA?3からA?2に引き上げた。

 S&Pは発表文で「インドネシアの力強い経済成長見通しと政策面での支援を反映して格付けを引き上げた。政策支援はジョコ大統領の再選を受けて継続するとみている」と説明した。

 「比較的低水準の政府債務と抑制された財政状況がこの先もインドネシアの国債格付けを支援する」との見方を示した。

 格付け見通しは「安定的」。向こう2年間の経常収支と財政収支を引き続き注視し格付けを判断するとした。

 外国為替市場では格上げを受けて通貨ルピアが対ドルで1%上昇した。

 マンディリ・セキュリティーズの債券アナリスト、ハンディ・ユニアント氏は、S&Pの格付けは主要格付け会社2社と同水準になっただけだが、格上げのニュースはインドネシア市場に追い風になると指摘した。

 「経常収支の改善が続き、インフレ率が3.5%以下にとどまり、税収が持続すれば来年フィッチとムーディーズによる格上げがあり得るとの当社の見方を強めるものだ」と述べた。