写真・図版6月14日、イタリアのトリア財務相は、同国の財政問題を協議するため欧州連合(EU)側と協議した。写真はイタリア国旗とEU旗。ローマで2018年10月撮影(2019年 ロイター/Alessandro Bianchi)

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 [ルクセンブルク 14日 ロイター] - イタリアのトリア財務相は14日、同国の財政問題を協議するため欧州連合(EU)側と協議した。ただ、具体策では合意できなかった。EUがイタリアに対して、EU財政ルールに基づく制裁を科す可能性が高まっている。

 EUはイタリアに対して、今年と来年の財政を健全化させるための新たな措置を講じるよう圧力を強めている。

 トリア氏は、ドムブロフスキス副委員長(ユーロ問題担当)およびモスコビシ欧州委員(経済・財務・税制担当)との会談後記者団に対して、新たな措置を講じることなくEUの財政規律を順守することが可能だと説明。一部の歳出が当初想定されていたほどの規模にならないことから、財政赤字も当初ほど膨らまないと説明した。

 一方のドムブロフスキス氏は、さらなる措置が必要だとの見解をあらためて示した。

 EU財務相らは、欧州委員会がまとめたイタリアの財政状況を厳しく審査した報告書を支持するとしており、7月初旬にもEUルールに基づく制裁に向けた手続きが始まる可能性がある。フランスのルメール財務相は、制裁を回避するためイタリアに残された時間は少ないとの見方を示した。