写真・図版 6月17日、英商工会議所(BCC)が公表した調査によると、2019年の英企業投資は1.3%減少し、10年ぶりの大幅な落ち込みとなる見通しだ。写真はロンドンの金融街、カナリーワーフ。5月に撮影(2019年 ロイター/Hannah Mckay)

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 [ロンドン 17日 ロイター] - 英商工会議所(BCC)が17日に公表した調査によると、2019年の英企業投資は1.3%減少し、10年ぶりの大幅な落ち込みとなる見通しだ。欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感が背景にあり、将来の経済成長の重しとなる可能性がある。

 2020年の企業投資も0.4%の伸びにとどまる見通し。

 BCCは、19年の経済成長率見通しについては1.3%にやや引き上げた。今年3月に設定されていた当初のEU離脱期限を前に企業が在庫を大幅に増やしたことを踏まえたとした。

 一方、20年の成長率は1.0%と予想し、従来見通しの1.3%から下方修正。21年は1.2%にやや上向く見通しとした。

 BCCのアダム・マーシャル事務局長は、EU離脱を巡る不透明感が続く中、企業は長期計画を実行できずにいると指摘。「企業は長期的な経済成長に寄与する事業に投資する代わりに、在庫積み増しなどの危機管理計画にリソースを充てている」と述べた。

 その上で「経済界は次期首相に対し、無秩序な離脱を回避する合理的かつ現実的な策を早期に見いだすことを期待する」と訴えた。