写真・図版 6月27日、中国の審計(会計検査)署トップの胡澤君氏は、小規模企業の資金調達環境は依然として「抜本的には改善していない」との認識を示した。写真は北京にある銀行で2016年4月撮影(2019年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

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 [上海 27日 ロイター] - 中国の審計(会計検査)署トップの胡澤君氏は、小規模企業の資金調達環境は依然として「抜本的には改善していない」との認識を示した。

 中国政府は減速する経済の活性化と、米国との貿易戦争の影響緩和に向け、小規模企業が銀行融資を受けやすくする措置を講じてきた。26日には、国務院(内閣に相当)が中小企業の資金調達コストを引き下げるための新たな方策を打ち出した。

 ただ胡氏は、政府によるこうした措置はまだ大きな効果を生んでいないとし「銀行融資には、(融資取得の)ハードルの高さ、手続きの煩雑さ、待ち時間の長さといった問題がなお存在する」などと述べた。

 胡氏は全国人民代表大会(国会に相当)に提出した年次予算見直しの中で指摘した。年次予算見直しは26日夜に公表された。

 胡氏はまた、中国5大商業銀行のうち3行が、貸し付けの際の手数料として2億3000万元(約3344万ドル)を違法に徴収していたと指摘。企業の「負担軽減を怠っている」と語った。