写真・図版 6月27日、前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比175円51銭高の2万1262円10銭と反発した。写真は東京証券取引所で2015年6月撮影(2019年 ロイター/Thomas Peter)

[PR]

 [東京 27日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比175円51銭高の2万1262円10銭と反発した。前日の米国株市場の流れを引き継ぎ、朝方から半導体関連株など景気敏感株に買いが先行した。その後、香港紙の報道が材料視され、ドル/円が上昇すると、日経平均も強含み一時200円近くまで上げ幅を拡大した。

 米国株市場では、半導体大手マイクロン・テクノロジー<MU.O>の好決算を好感した買いが継続。フィラデルフィア半導体指数<.sox>が3.2%高となった。東京市場でも東京エレクトロン<8035.T>、信越化学工業<4063.T>、アドバンテスト<6857.T>など半導体関連や、TDK<6762.T>、村田製作所<6981.T>など電子部品関連が朝方から買われた。

 その後、市場では、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの報道が話題となった。大阪で行われるG20サミットに先立ち、米中が暫定的な貿易戦争の停戦で合意したと伝えた。協議継続に向けて追加関税の発動を見送り、両国がそれぞれ声明を発表する予定だという。この報道を材料に外為市場ではドル/円が一時、108円台に上昇した。

 TOPIXは0.92%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は9019億円。電気・ガス、医薬品、水産・農林、食料品、陸運を除く幅広い業種で上昇。機械、海運、石油・石炭、ガラス・土石製品などが値上がり率上位に入った。

 市場からは「米中首脳会談が実施されることになり、対中追加関税が即座に発動されないという見方も出ている。短期的にシクリカル銘柄へ買いが入り、ディフェンシブ銘柄優位というポジションが、アンワインドしている」(みずほ証券の投資情報部部長、倉持靖彦氏)との声が出ていた。

 東証1部の騰落数は、値上がり1548銘柄に対し、値下がりが509銘柄、変わらずが81銘柄だった。